月と木


夜勤で最も危険な時間帯は午前2時から午前6時までといわれています。

本来なら睡眠時間にあたるこの時間帯には生理的な機能が最も低下して、事故やヒヤリハット(事故には至らないニアミス)が増えます。(参考:睡眠不足による重大事故

これは製造業・鉄道や配送などの輸送業・医療といった業界で共通です。

Dingersらによる看護師878人を対象とした調査では、日勤と準夜勤のみの看護師に比べると、夜勤と交代勤務の看護師は、自動車事故・事務的なミス・仕事上の退陣障害といった事故が1.97倍で、ヒヤリハットが2.47倍も高いことがわかりました。

この数字は両方の仕事をやったことがある人なら十分に納得できる数字ではないでしょうか。

夜勤中の事故を減らす仮眠

夜勤中の事故やミスを減らすには仮眠をとるのが有効であることがいくつもの研究で明らかになっています。

スミスコギンスは3日連続で夜勤がある看護師と医師を対象に午前3時から40分の仮眠をとらせる実験をしたところ、午前7時半の時点で、パフォーマンス・疲労・眠気がいずれも少なかったそうです。

ただし仮眠後は一時的に記憶力が低下することもわかりました。そのため仮眠直後は記憶力が必要な業務を避ける方がよいでしょう。

深夜に仮眠がとれないとき

もし午前2時~午前4時の間に仮眠が取れるならば、仮眠をとるべきです。しかし仕事の都合上仮眠が取れないケースも多いです。そんなときは自分の睡眠の型に合わせて仮眠を取りましょう。

まず自分が朝型なのか夜型なのかを判断します。あなたが朝型か夜型かは国立精神・神経医療研究センターのサイトでチェックできます。

朝型傾向が強いなら夕食から深夜の出勤前にしっかり仮眠を取りましょう。

夜型傾向が強いなら仮眠は無しか軽めの仮眠を取って、夜勤が終わってから仮眠を取ると効果的です。


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参考記事:
国立精神・神経医療研究センター
Dingers DF. An overview of sleepness and accidents. J Sleep Res 1995