夜勤は昔よりつらくなってます。昔はなんだかんだで働き方がもっとゆったりとしていました。最近はどの業種でも競争が激しい中で利益を確保するために、人件費を限界まで削って夜勤者を働かせています。

その最たる例が医療業界で、看護師の労働環境悪化は深刻です。日本医療労働組合連合会は看護職員に対して1988年から大規模な調査を行っており、看護職員の労働環境の変化について報告しています。下のグラフは「全身がだるいか?」「腰痛があるか?」「イライラしやすいか?」という質問への答えを、1988年と2009年で比較したものです。


疲労度比較

身体もメンタルもつらくなっている

これをみると看護師の健康は20年前に比べて明らかに悪化してることがわかります。全身がだるい人は36%から52%に大幅に増えています。腰痛やイライラしている人も増えています。

健康が悪化している根本原因は人手不足です。仕事量に対して明らかに人員が不足しているのが現状です。そのため有給休暇が消化できなかったり、規定の休憩時間が取れない労働基準法違反の状態が蔓延しています。また仕事量の増大に加えて医療事故のプレッシャーなどメンタル面でも看護師は追い込まれています。

20年前から同じことがいわれているが・・・

このような状況は20年前にも全く同じことが言われていました。しかし20年たって改善されるどころかより一層悪くなっています。過酷なのは看護師だけではなく、医者や他のコメディカルも同様です。男性看護師を増やすべきだとか、潜在看護師を活用すべきとかいろいろな意見はあります。しかし過酷な環境を改善するには、看護師だけでなく医療業界の構造を変える必要があるでしょう。世界一長寿の国民の健康を守ってくれてる人たちの健康はもっと守られるべきです。