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ぜんぜん仕事ができなくて、いつも怒られてばかり。。。自分は看護師に向いてないんじゃ。。この悩みはほとんどの病棟勤務の新人看護師が通る道です。そして実際はほとんどの人は続けていればちゃんと上達して仕事ができるようになります。

しかしたしかに病棟の看護師という仕事が向いていない人もいます。その適性を見分けるポイントの一つがマルチタスクの能力です。病棟看護師の仕事はマルチタスク能力がないとまず務まらないからです。

マルチタスク能力とは?

マルチタスク能力とは複数の仕事を同時並行に的確にこなす能力のことです。

病棟看護師は、複数の患者さんを受け持ったり、仕事中でもナースコールで頻繁に呼び出されたり、予測できない仕事が急に舞い込むなどマルチタスク能力が必須です。

真のマルチタスク能力がある人はほぼいない

実は本当の意味でのマルチタスク能力があるひとはほとんどいません。真のマルチタスクは”自分にとって新しい仕事”を二つ以上同時にこなす能力のことです。

これができる人は全体の2%のだけで、遺伝で決まるようです。このような人たちのことをスーパー・タスカーと呼びます。

例えば下のゲームを練習なしにクリアしてしまうような人がスーパー・タスカーです。
マルチタスクをためすゲーム⇒http://notdoppler.com/multitask.php
(注意!何度も練習してできるようになってもスーパー・タスカーではありません!ほぼ練習なしでできるのがスーパー・タスカーです)

仕事ができる看護師はスーパー・タスカーなの?

では仕事ができる看護師はこの2%の人だけかというと、そんなことはありません。仕事ができる看護師は訓練によって複数のことが同時にできるようになっているのです。

つまり経験と学習によって”自分にとって新しい仕事”ではなくなっているので、新人からみたらマルチタスクでも本人にとっては真のマルチタスクではないのです。いわば”マルチタスクもどき”です。

”マルチタスクもどき”は訓練できる

例えばお箸を使ってご飯を食べながらおしゃべりしたり、スマホをみるのもマルチタスクもどきです。日本人はお箸の使い方に習熟しているので、お箸を使いながらおしゃべりすることができます。

しかしお箸を使ったことがない欧米人にとっては”初めての仕事”になるので、お箸を使うだけでいっぱいいっぱいで、お箸をつかながらおしゃべりを楽しむことはできないのです。

新人は初めてのことだらけなので、欧米人がお箸をつかながら他のことができないのと同じ状態なだけです。つまり経験を積めば”新しいこと”がどんどん少なくなって複数の仕事が同時にできるようになります。

”マルチタスクもどき”ができない人もいる

しかし世の中には真のマルチタスクもこなす”スーパー・タスカー”がいるように、どんなに訓練しても二つのことを同時にできない人たちもいます。

それはアスペルガー症候群やADHDと診断されるタイプの人たちです。知能は普通の人よりも高いことも多く、一つのことに集中する特徴があります。

過集中といわれるくらい一つのことに没頭する傾向があるので、食事中のおしゃべりのような”マルチタスクもどき”の行為すら困難になることがあります。

当然、医療現場のようなもっと高度なマルチタスクには向きません。

学校の成績はあてにならない

”マルチタスクもどき”ができるかどうかは学校の成績とは関係ありません。むしろアスペルガーの人は試験は優秀なことも多いです。成績は優秀だけど看護師の仕事はからきし駄目というひとはアスペルガーの疑いが強いです。

見抜くのは簡単

”マルチタスクもどき”ができるかどうかはある程度わかります。”マルチタスクもどき”ができない人は以下のような特徴があります。

・テレビをみながらおしゃべりをするのが苦手
・二人なら大丈夫だが三人以上で会話をするのがすごく苦手
・空気をまったく読めない、思ったことを口にしてしまう
・電話を受けるのがものごく苦手
・一つのことにひたすら没頭するのが好き

上記の項目にほぼ当てはまらないのならば訓練によって”マルチタスクもどき”ができるようになるでしょう。つまり病棟の看護師としてやっていけます。

そのような人は今できないのは単に”初めて”というだけです。続けていけば必ずできるようになるでしょう。

できないときはどうする?

では”マルチタスクもどき”すらできない場合はどうしたらよいのでしょうか?少なくとも病棟看護師は厳しいので、マルチタスクが必要のない看護師業務に移りましょう。

クリニックや献血ルームの仕事などは病棟ほどマルチタスクは求められません。献血ルームの仕事の内容についてはこの知恵袋の回答(献血ルームの仕事の流れ)が参考になります。


kenketsu

落ち込む必要はない!

ところで”マルチタスクもどき”もできないなんて、と落ち込む必要はありません。”マルチタスクもどき”ができない人は、たいてその分だけ一つの仕事にめちゃくちゃ詳しく、高い集中力を発揮する場合が多いのです。

著名な科学者や起業家にはこのタイプが多いといわれています。スティーブ・ジョブスやビル・ゲイツは典型例です。彼らは間違いなく天才ですが、病棟の看護師のような仕事は絶対に務まらなかったでしょう。

自分の適性に合ったタイプの仕事に就くことが自分にとっても周りにとってもハッピーです!


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