不安


夜勤を続けていると糖尿病のリスクが高まるといわれています。

糖尿病とは血糖値を下げる働きをするインスリンの量が少なくなったり、インスリンが効きにくくなり、血糖値が下がらなくなる病気です。

血液中の糖分は身体のエネルギー源です。糖尿病になると血中の糖分をエネルギーに変えることができなくなり、筋肉や内臓の活動のエネルギーが足りなくなってしまいます。

身体にエネルギーが行き渡らなくなると、免疫が下がり色々な不具合が出てきます。特に糖尿病神経障害、糖尿病網膜症、糖尿病腎症を3大合併症と呼びます。

血糖コントロールをしないと、糖尿病発症時から10~15年でこれらの合併症が出てきます。

睡眠障害がメタボや糖尿病を誘発

米ブリガム・アンド・ウィメンズ病院のOrfeu Buxtonらが、Science Translational Medicineで発表した報告によると、 睡眠障害は日常生活の質をさげるだけでなく、糖の代謝にも変化が生じ、メタボや糖尿病を発症しやすくなるようです。

研究チームは21人を対象に6週間にわたる睡眠と身体の調査を行いまいました。初めの5週間は睡眠を十分にとり、続く3週間は1日の睡眠時間を5.6時間とし、概日リズムを28時間周期にしました。これは交代勤務で夜勤のあるローテーションに合わせたスケジュールです。

この結果、睡眠を制限され、概日リズムがくるっていると、安静時の代謝が低下し、食後の血糖値も上がって、糖尿病の一歩手前までになっていました。代謝の低下は1年あたり4.5キロの体重増加に相当します。

Buxton氏によれば、夜勤のような睡眠制限と慢性的な概日リズムの障害は、どちらも糖代謝の異常をもたらします。そして糖尿病予備群の人は、夜勤をすると糖尿病を発症するリスクがたかまるおそれがあります。

家族に糖尿病の方がいる場合は夜勤は控えた方がよいかもしれません。夜勤のせいで糖尿病になったらかなり悔やまれます。

糖尿病の予防にコーヒーが効く?

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糖尿病を予防するには栄養バランスと運動が大事です。糖尿病予防の食事は特別なものである必要はなく、野菜をしっかりとり、濃い味に慣れないようにしましょう。

また意外なことにコーヒーを飲むと肥満や体重増加の抑制に効果があり、糖尿病の予防になるそうです。

『統合オミクス解析』という方法で詳しく解析すると、コーヒーを摂取することで、代謝がよくなり、糖尿病や肥満の抑制につながるとのことです。

なお今回の実験はマウスが対象で、人間に換算するとおよそコーヒー4杯分に相当するようです。コーヒー4杯だとちょっと多いので、2杯くらいを楽しむのがよさそうですね。


参考資料:
厚生労働省の糖尿病のページ
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